Claude Codeに毎回同じ説明を繰り返していないでしょうか。「記事を書くときはまず構成案を出して」「デプロイの前に必ず接続確認をして」。こうした指示は、Skillとして一度書いておけば二度と繰り返す必要がありません。この記事では、Skillの仕組みと最小構成の作り方を解説します。
Skillの正体はMarkdownファイル
Skillの実体はSKILL.mdという名前のMarkdownファイルです。特別なプログラミングは必要ありません。ファイルの冒頭に名前と説明を書き、本文に手順を書く。これだけでClaude Codeが読み取れるSkillになります。
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name: article-draft
description: 構成案の壁打ちから初稿生成までを支援する
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## 手順
1. 想定読者と検索意図を確認する
2. 構成案を3パターン提示する
3. 採用された案から初稿を生成する
このファイルを所定のフォルダ(プロジェクトなら.claude/skills/article-draft/)に置くと、/article-draftという指示で呼び出せるようになります。
なぜプロンプトのコピペではだめなのか
「長いプロンプトをメモ帳に保存して毎回貼り付ける」方法との違いは3つあります。
- 呼び出しが1語で済む。貼り付けの手間がなく、チームの誰が使っても同じ手順が走ります。
- ファイルを分割できる。手順書の本体に加えて、参考資料やスクリプトを同じフォルダに同梱し、必要なときだけ読ませる構成にできます。長大なプロンプトを常にAIに読ませずに済むので、応答の質が安定します。
- 版管理ができる。Gitで差分を追えるため、「先月のほうが良い文章だった」というときに前の版へ戻せます。
良いSkillの条件
数十本のSkillを作って運用した経験から、機能するSkillには共通点があります。
1. 完了条件が書いてある
「良い感じにする」ではAIは判断できません。「見出しは32文字以内」「リンク切れゼロ」のように、達成できたかを機械的に判定できる条件を書きます。
2. 判断基準を渡している
手順だけでなく「迷ったらどちらを選ぶか」を書くと、AIが途中で質問してくる回数が減ります。例えば「表記が揺れたら常体に統一する」の一文があるだけで、作業は最後まで止まりません。
3. やらないことが書いてある
「本文の主張は変えない」「公開操作はしない」のような禁止事項は、手順よりも事故を防ぎます。特に外部に影響する操作を含むSkillでは必須です。
まずは1本作ってみる
最初のSkillは、週に2回以上繰り返している作業から選ぶのが定石です。頻度が高い作業ほど、手順が頭の中で固まっているため文章化しやすく、効果もすぐに体感できます。当サイトでは実務で検証済みのSkillを無料で配布しているので、まずは既存のSkillを導入して構造を見てみるのも近道です。